マジすか学園番外編ートリゴヤとの出会い。
『はい…』
優子「んー、その力使わなきゃいいんだろ?」
サド(優子さん、考え方が単純…)
『でも、使っちゃうよ。』
優子「そうか?うーん…、どーすっかなー。あっ!明日ラッパッパの部室こいよ。」
『?うん』
優子「今日は帰れ。くれぇし。」
『うん。』
・・・
サド「いいんですか?トリゴヤを部室に入れて」
優子「いいんだよ!色々悩んでんだろ。あいつもよ」
サド「……」
ー次の日ー
優子「おっはー!」
サド「おはようございます。」
ゲキカラ「優子さん!キャハハハ!おはよ~♪」
優子「はは!皆元気いいな~!」
ざわっ
優子「ん?何だ!?この気配…」
不思議な気配はサドもゲキカラも感じていた。
サド「…!?」
バサバサと羽の音が聞こえ始めた。
サド「これは…トリゴヤ…!?」
ゲキカラ「キャハハハハ!トリゴヤ~?誰?アハハハハ!」
不適に笑っているゲキカラとはよそに優子は嬉しそうに微笑んでいた。
優子「フッ、来たか!」
『オーカエーリ!フフフッ』
サド「どこだ!?」
ゲキカラ「優子さん、後ろ…!!」
優子「なっ!?」
優子が振り向いた瞬間。耳には羽のついたイヤリング、不気味な府陰気…そう。その少女は昨日とは別人の姿をしていた。
優子「なんだ。おま…。!?」
話そうとした瞬間その謎の少女は優子の頭を掴んだ。
『…見えた』
優子「!?…止めろ!!」
っと殴り掛かろうとした瞬間。耳元で
『おとーさーん。おかーさん。』
優子「な、なんだよ!!」
サド・ゲキカラ(優子さんがここまで感情的になるとは…)
『天涯孤独…でしょ?フフ…』
優子「何でその事を…」
ゲキカラ「優子さんが…孤独…!?」
優子「まぁ、確かに昔はそうだったかもな。ばあちゃんも死んじまったし、母さんも父さんも亡くなった。けど、今はあたしは独りじゃねぇ!!あたしにはこいつらがいる。だから、あたしは独りじゃねぇ!!」涙目になりながら言うた。そして…トリゴヤはいつもみたいにならなくて驚きの顔が隠せなかった。
トリゴヤ「…どうして?」
サド「トリゴヤ、優子さんはな、お前が思ってるよりも強い人だ。喧嘩も心も強い…。それが優子さんだ!」
トリゴヤ「これが、大島…優子」
すると、優子はトリゴヤのおでこに自分のでこをくっつけて言うた
トリゴヤ「何?離してー!!」
優子「いいか?トリゴヤ、お前は独りなんかじゃねえ、あたしらがいる。今日からお前はダチだ!」
トリゴヤ「ダ…チ?」
サド「ああ。今日から、お前はうちらのダチだ。宜しくな。」
ゲキカラ「キャハハハハ!よろしくねー」
トリゴヤ「うん。よろしく」
優子「だから、死ぬんじゃねぇぞ!簡単に命を捨てるんじゃねぇ。お前は独りじゃねぇんだ。マジで生きろ。」
トリゴヤ「はい!“優子さん”!!」
ー完ー